ビットコインが暴落し、仮想通貨は低迷気味。巷では「マイニングはもう稼げない」「マイニングはオワコンだ」といった意見があります。この記事では、マイニングが稼げないと言われる理由と事例について紹介します。また本当にマイニングは今後稼げないのか?オワコンなのかについても検証します。

マイニングが稼げなくなった理由

 2007年にビットコインが初めて取引された時、マイニングも初めて行われました。当時マイニングをした人は、自宅のパソコンのハードウェアを使ってマイニング作業を行いました。

マイニングとは?

マイニングがそもそも分からない人のために簡単に説明すると、仮想通貨を取引する際に両者の間に入って取引が正しく行われるのを承認する作業がマイニングです。マイニングを行った人は、協力した報酬として取引された仮想通貨を受け取ることができます。

マイニングに関するさらに詳しい解説については、こちらの記事を参照ください。

マイニングの競争が激化

 ビットコインの価格が高騰し、2017年に日本国内で仮想通貨ブームが起こりました。その頃の日本では、サラリーマンも主婦もどこを見ても仮想通貨を話題として取り上げていました。そして仮想通貨ブームの裏では、マイニングの競争も激化していました。仮想通貨を手に入れる手段にはマイニングをする方法もあるために、その時期に多くの人がマイニングに参入しました。

さらに高性能のマシンが必要に

 マイニングの参入者が増えて競争が激化すると、マイニングの競争に勝つためにさらに高性能なハードウェアが必要になりました。マイニングの報酬は、参加した人ではなくマイニングの計算処理に成功した人しかもらうことができません。そのためさらに高い計算力を持ったハードウェアが必要になり、仮想通貨の計算処理に特化した専門のマシンまで登場しました。

 こういった流れを受けて、マイニングは自宅のパソコンで気軽にできるスタイルではなくなりました。専用のマシンを購入し、稼働させなければ利益を上げられない状態になったのです。

仮想通貨価格の下落

 マイニング競争の激化により、マイニングに成功する確率も低下しました。さらにビットコインの価格が暴落し、仮想通貨全体の価格も下降しました。そのためにマイニングを行って通貨を得ても、コストに見合う利益を上げづらい状態になりました。電気代やマシンのメンテナンス費用などを含めると、以前ほど容易には利益を得られない環境になってしまったのです。

以上のような理由を背景に、「マイニングは稼げない」「マイニングはオワコン」といった風潮が高まっています。

マイニングは個人戦からチーム戦に

 もともとは自宅のパソコンでマイニングを行ったり、マイニング専用マシンを購入して稼働させることで個人でも利益を上げることができました。ところがマイニングの競争率が高まったことで、マイニングを協力して行う方法が現れてきたのです。

 その方法が、マイニングプールです。マイニングプールは参加者がそれぞれマシンを持ち寄り、各自のマシンの計算力を合わせて協力してマイニングを行います。マシン1台よりも10台合わせた方が、圧倒的に計算力が高くなります。そのおかげで、マイニングに成功する確率が高くなりました。

マイニングプールの詳しい解説については、こちらの記事で紹介しています。

チーム戦で報酬額は半減

 マイニングは現在、個人で行ってもマイニングの成功率が低すぎて全く利益を上げることができません。そのためグループ単位でマイニングを行い、成功率を高めることができました。しかしマイニングプールのデメリットは、当然のことですが報酬を独り占めすることができないことです。報酬は参加者同士で、平等に分け合います。マイニングに1回の報酬額は、個人で行っていた頃に比べると大幅に減少しました。

プールマイニングでの報酬の決め方

 プールマイニングでマイニングに成功した場合、実際にどのように報酬額が決まるのか?今後マイニングに関心のある人にとって、この点は知っておきたいことだと思います。結論から言うと、プールマイニングでの報酬額は平等に配分されます。

 平等ではありますが参加した人数で均等に配分するのではなく、自分の提供した計算力に応じて配分されます。

具体的にはプールマイニング全体の計算力のうち、自分がどのくらいの計算力を提供したか。その比率によって、マイニングの報酬額が決定します。

以上から、マイニングに成功した際の報酬額が以前より低下してしまったことが、「マイニングが稼げない」「マイニングがオワコン」だと言われている理由になります。

本当にマイニングはもう稼げないのか?

 マイニングに今から参入する人や、十分な資金力がない人にとってはマイニングで利益を上げることは難しい環境です。それでは本当に、マイニングに投資することで収益を得ることはできないのか?

この判断を簡単に下してしまうのは、時期尚早だと考えます。

仮想通貨は今後も使用されていく

 お金を送金する際に、現金の場合は銀行を通して送金する必要があります。しかしビットコインなどの仮想通貨の場合は、インターネットにつながる環境さえあればいつでもコインのやりとりができます。これは銀行などのインフラが整っていない国や地域では非常に便利なもので、今後もビットコインなどの仮想通貨で取引が行われるでしょう。ビットコイン以上のシステムや通貨が現れない限りは、なくなる可能性は低いです。

 仮想通貨の取引が世界中のどこかで行われるのであれば、マイニング自体も消滅することはありません。そのためマイニングがなくなってしまう可能性も、低いのです。

マイニングは新しい方法で利益を上げている

 マイニング自体が今後数十年必要とされるのであれば、マイニングは存続していきます。マイニングを効率よく行い、収益を上げるためにマイニングはチーム戦が主になるでしょう。そうなると、その中でマイニングを行うことで利益を上げている人もいます。つまりマイニングで稼ぐためには、既存の方法ではなくチーム戦でマイニングを行えばいいのです。

クラウドマイニングの登場

 複数人で協力してマイニングを行うプールマイニングの他に、近年ではクラウドマイニングも登場しています。クラウドマイニングは、マイニングを専門に行う企業にお金を投資して、得られた利益を報酬として受け取るシステムです。

クラウドマイイングの詳しい解説については、以下の記事を参考にしてください。

マイニングはオワコンなのか?

 仮想通貨ブームの影響を受けて、マイニングは以前よりも稼ぐことが難しい状況になりました。しかし仮想通貨が取引される限り、マイニングが消滅するわけではありません。

 マイニングは以前より容易に稼げなくなりましたが、協力して行うなどすれば利益を得ることは可能です。そういった理由から、マイニングはオワコンだと決めつけるのはまだ早いです。

 マイニングは他の投資商品に比べると、まとまった資金が不要でハードルの低い投資先と言えます。正しいやり方で行うことで、利益を上げることが可能です。そういった点では、魅力ある投資先の一つと言えます。

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