マイニングに興味がある、やってみたいという方にとって、グラボという単語を目にする機会もあるかと思います。以前はマイニングをする上でグラボは重要なパーツでしたが、マイニングの手法が進化している現在。グラボよりも、マイニングで収益を上げるためには大切なことがあります。この記事ではグラボの解説と、今後マイニングで収益を上げるために必要なことについて解説します。

マイニングのグラボ(GPU)とは?

 グラボはグラフィックボードの略であり、英語では GPU(Graphics Processing Unit)の略です。以下グラボ(=GPU)

 もともとグラボは、様々な電子機器で画像を生成して高速化するためのグラフィック処理に用いられていました。そのため主にゲーム業界向けに開発されていた部品です。

高い処理能力を持つGPU

 マイニングを行うためには、複雑な計算処理ができるパソコンやマシンを使用する必要があります。マイニングが行われた当初はCPUが使われていましたが、処理能力が遅いのが難点でした。

高い処理能力を持つ GPUは、マイニングを行う人たちの目にとまり瞬く間に普及しました。マイニングブームのおかげで、一時期はGPUの価格が高騰したり品切れする事態も起きました。現在は個人でのマイニングブームが終わりを迎え、GPUの価格は下落しています。

GPUでのマイニングの仕方

 GPUマイニングの仕方は、とても簡単です。

ステップ1:ハードウェアの準備

 マイニング用のパソコンを用意します。マシン関係に詳しい人であれば、マイニング専用PCを自作している人もいます。自作する場合は、GPU以外にCPUやマザーボード、メモリ電源などが必要となります。

ステップ2:GPUの接続

  GPUを用意して、パソコンに接続します。 GPU単体では計算力が低いため、通常は複数のGPUを接続して計算力を高めます。

ステップ3:ソフトウエアをインストール

 マイニング専用のソフトウェアを、パソコンにインストールします。ナイスハッシュ マイナー(NiceHash Miner)などが有名です。あとはソフトウェアを起動させてスタートボタンを押せば、自動的にマイニングが始まります。

GPUマイニングの自作の仕方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

GPUマイニングのメリットとデメリット

GPUマイニングのメリット

1.マシン好きには簡単

 自分自身でパソコンを自作したり、マシンの組み立てが得意な人であれば楽しんでできるでしょう。もともとゲーム好きで、自宅に GPUが放置されているのであればお金を生み出してくれる可能性もあります。

2.初期費用が安価

 後ほど説明しますが、マイニング専用マシンを購入するよりは価格が安価です。

GPUマイニングのデメリット

1.温度に注意

 GPUマイニングでは、一般的に24時間フル稼働でPCを動かします。長時間の稼動で電子部品は熱を持ち、温度が上昇したGPUは性能が低下します。そのためGPUを冷却するために、冷房などの冷却費用がかかります。

2.電気代がかさむ

 GPUは高性能ですが、その分大量の電力を消費します。さらにそれが24時間フル稼働。そして365日となってくると、電気代はマイニングの収益に影響を与えます。

 GPUマイニングはもう古い

 一時期は家庭用PCに GPUを接続してマイニングを行うマイナーがたくさんいました。しかし2019年現在、GPUを使ってマイニングをしようとしているのであれば考え直したほうが賢明でしょう。

マイニング専用マシンASICの登場

 マイニングに参入する人が増加し、競争が激しくなる中で、計算能力を上げるためにマイニングのハードウェアも開発されました。その結果として生まれたのが、ASIC(特定用途向け集積回路)を搭載したマイニングマシンです。

 ASICは、ビットコインのマイニングに特化した製品です。比較的優れたGPUの場合、220MHash/s の性能があり、つまり1秒間に200回計算処理ができます。

 一方新しいASICハードウェアの場合、7,000,000MHash/s で、1秒間に700万回の計算処理ができます。この数値を見ても、GPUを使ってマイニングを行うことがいかに不利であるかがわかると思います。

マイニングは個人からグループの時代へ

 マイニングが始まった当初は、個人が自宅のPCでマイニングを行っても十分に利益が得られました。しかし現在はマイニングの参加者が増加し、競争が激化しています。競争に勝つためには、より高性能のマシンが必要となります。さらに仮想通貨価格も下落しているため、ほとんどのマイナーは赤字経営に陥っています。 日本でもGMOやDMMが、マイニング事業から撤退しています。

 そこで現在のマイニングで主流になっているのが、多くのマシンの力を合わせてマイニングを行う方法です。1つ目がプールマイニングで、複数人でグループを作り、計算力を合わせて協力してマイニングを行っています。2つ目がクラウドマイニングで、マイニング専用の業者に資金を投資して配当を受け取る仕組みです。

プールマイニングとクラウドマイニングについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ

 GPUがマイニングにおいてどのような役割を果たしてきたのか、ご理解いただけたでしょうか。GPUを使ってマイニングを行うことは可能ですが、今から個人で参入しても収益を上げることは厳しいです。今後マイニングへの投資を考えるのであれば、プールマイニングやクラウドマイニングを検討する必要があります。

おすすめの記事